第十五回目「伝統的な文化を維持する健康的な人々の食事」

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第十五回目「伝統的な文化を維持する健康的な人々の食事」

www.nyseikatsu.com/api/589/pdf/page08.pdf

今回は、ウエストン・プライス口腔外科博士の「伝統的な文化を維持する健康な人々の食事」についての研究を紹介します。彼の著書『Nutrition and Psysical Degeneration』は非常に有名です。

博士は1930年代におよそ10年に及ぶ調査研究から、現代病の原因が食べ物にあることを発見しました。彼は、虫歯と弱いあごを持つ子供の増加が、商業化された食品摂取の増加と一致することを発見し、興味を持ちました。そして、その当時、商業化された加工食品の影響を一切受けていない世界中の未開の地を回り、伝統的な食事法を守っている人々の健康状態を調べました。

その結果、本当に健康な人の食事には、加工された食べ物が一切含まれていないことを発見したのです。砂糖、人工甘味料、小麦粉、缶詰、加熱加工された食品、均質化された乳脂肪、スキムミルク、または低脂肪乳、精製された、または水素添加された植物性油脂、プロテインパウダー、人工的に作られたビタミンや毒性の食品添加物と食紅などです。また、彼が調査した伝統的な文化を維持する健康な人々のすべてがなんらかの動物性食品を多く摂取していました。栄養価の高い動物の内臓と脂肪は特に好まれていました。気になる脂肪については食事全体の脂肪率は30〜80%とかなり高く、そのほとんどが飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸で、多価不飽和脂肪酸はたったの4%でした。「不飽和脂肪酸は健康的、飽和脂肪酸は不健康」という現代の一般的な考えとは反対だったのです。

健康を維持することは、それほど難しいことではありません。私たちを健康にする食べ物を食べれば健康になるし、不健康にする食事をすれば不健康になります。つまり正しい食べ物を食べれば良いのです。