第九回目「食生活を変える勇気と努力」

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第九回目「食生活を変える勇気と努力」

www.nyseikatsu.com/api/565/pdf/page08.pdf

悪い姿勢の原因は、悪い食習慣による内臓の慢性的な「腫れ」であること、そして「腫れ」の原因は、私たちの免疫機能の活発な活動によることを前回に書きました。

免疫機能は私たちの健康を、守るためになくてはならない大切な機能です。ところが愚かにも私たちは、幸せな人生の基礎であり自然の恵みでもある免疫システムを破壊してしまうような生き方を長い間続けてきてしまったのです。広告という名のマインドコントロールに服従し、矛盾した現代医学や間違って理解された健康的とされる食べ方、そして知っていても止められない明らかに悪い食習慣などを世代から世代へと受け渡してきてしまったのです。

その結果が、伝染病の勢いで増加する子供達の発達障害、学習障害と情緒障害。大人の場合は不定愁訴、メタボリック症候群、がんや糖尿病などの成人病、アルツハイマーや認知症、不妊症、エイズなどの新しいタイプの病気、そして若者たちの間に広まるニート、失感情症、アパシーなどの心の病気です。

先月、カリフォルニア州で行われたウェストン・A・プライス財団(*)の年次総会でのサボリー学校(**)と、そのネッワークの創始者で、正しい農薬こそが文明と安定した経済の基本であると主張するアラン・サボリー氏のスピーチの中の言葉、「このまま行けば地球上には病気と暴力がはびこるようになり、多くの人々がひどい死に方をするだろう。それを食い止めるためには、一人ひとりが、なにものにも惑わされず、自分自身にとって真に良い生き方を選択することが必要だ。まだ希望がある。これからもっと多くの人が、私たちに賛同するようになるだろう」が心に響きました。

食習慣と生活習慣を変えるには、勇気と努力が不可欠です。そしてパイオニア的な生き方は、いつでも私たちに生き甲斐という幸せを与えてくれるのです。

みなさんは、ご自分のために何をどう選びますか?

*住民の食生活に倣った、人の体を最良の健康状態にする、自然で栄養価の高い食事の復活をミッションに掲げる教育・研究機関

**農産物に高い栄養価を戻すことを目的とし、土壌に自然な微生物の生体を蘇らせる農法を教育する農業学校