ナイトシェードの食べ方

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なす、トマト、ピーマン、じゃがいも、唐辛子(ベル・ペッパー、パプリカ、獅子唐、トマティ―ヨ、カイエン・ペッパー、タマレス など)、ゴージ・ベリー、タバコ といった野菜はアルカロイド性の毒を持ち体を冷やすという事で、ナイトシェードという悪名がついています。日本には、「「秋なすは嫁に食わすな」という言い伝えがありますよね。

でも、夏の終わりから秋のはじめにかけて、このナイトシェード系の野菜が、ファーマーズマーケットに溢れかえるのです。トマトなんてサラダを作るなら、無いととっても不便ですし、ペッパーもお肉と味噌炒めとかにすると簡単で美味しいし、諦めるにはちょっとおしい。

そこでどうするか? イタリア料理でよく使われるトマトは、生で食べるのはあまり見かけず、良く火を通して皮をむき種も取り出してパスタのソースに使われていたりするのが一般的。南フランスの料理として有名なラタテュイユも同じく良く煮込んであって火が通っている。トルコ、エジプト、レバノンなどのばば・ガヌッシュとギリシャのMelitzanosalata(日本語で何と発音するか知りません。)は、ほとんど同じもの?良ーく火を通した茄子。

っという事は、まず良く火を通すというのが大切。次は、皮をむいて種を外すと、十分に安全になるという事です。さらにタップリのオリーヴオイルと一緒に食べるのが普通のようです。

良く日本人がヨーロッパ・ツアーなどに行って、突然、沢山のオリーブ・オイルを食べて胃にもたれたり、下痢をしたりして、「油にあたった。やっぱり油は体に悪い。」という人がいますが、それは完全な間違いです。体に入ってくる脂肪は、胆のうからでる胆汁の助けによって消化されるのが普通ですが、普段から油は体に悪いと嘘の教育を吹き込まれてきて、脂肪分を十分に摂取していない人の体は、この胆汁を作り出す機能が退化しています。体というのは、必要な機能の働きを円滑にするために、不必要な機能はサッサと退化するようにできているのです。

いや、だからと言って脂肪が不必要なわけではありません。脂肪が十二分に入ってこないと、人間の体はドンドン老化していってしまいます。特に脳や神経系は、その構成要素のかなりの部分を脂肪とたんぱく質がしめますので、良質の脂肪を十二分にとることが大切です。

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この「油にあたる」という症状を治すには、良質の油を少しずつ取り続けるしかありません。ああ、その間に、人間の食べるべきでないものを食べたりしないようにお願いいたします。

兎に角、人間の体を、人間の自然なあるべき姿に戻してあげれば、不治の病と呼ばれる病気も含めて、案外簡単に消え去ってしまうのですよ。

Anyway…