食と姿勢の切っても切れない関係 

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やっぱり私の興味は、「人間はどうすれば真っすぐ曲がらずに生きられるか?」ということなんですよね。私の中で、真っすぐ曲がらずに生きる事が、本質的な幸せ、満足感につながることができると信じているんですねえ。
それでこの疑問を解く方法が、姿勢だったわけです。それで姿勢とは何かについて追及していった。その当時、ピラティス・インストラクターだったじゃないですか。それでお客様のお腹を触らして頂くと、お腹の筋肉がブクブクとマダラに硬かったり柔らかかったりするんですよ。ピラティスエクササイズすると、そのマダラが失くなって、全体的に良い感じの調子になるんです。ところが2,3日後の次のセッションでは、またあのブクブクのマダラが戻ってきているわけです。ええ? 何で?何で?何で? 
 
当時の未熟な人間であった私には、これでは堂々巡りで一向に前に進まない感じが、してしまったわけです。それで、一体これはどういう事か?っと悩みました。お客様が進歩されないのは、私の教え方が悪いのだろうか?とね。
 
ここが私の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、一旦興味がムクムクと頭を持ち上げると、もう納得するまで探ってみないと気が済まない性格。もう本当に、誰からもらって来ちゃったのかしら?母か父か、あるいは祖母かも?いやあ、多分、祖母つね子さんの影響が絶対だと思う。
 
兎に角、良ーく観察して良ーく考えました。それではたと気が付いたのは、いわゆる腹筋と呼んでいる筋肉って骨格の外側だけじゃん!じゃあ、その中には何がはいっているの?勿論、内臓ですよ!へえー、じゃあ何故フィトネス・エクササイズする時に、内臓の調子まで含めて考えないのよ?ええええええ?、おかしいじゃん! 
内臓たって、腹部のど真ん中は、当然、「腸!」。じゃあ、あの長~い腸がマダラなのかしら? それで、もしかして食べ物? だって、どう逆立ちして考えても、腸の調子がマダラになるのは、食べ物というか、口から入る物ですよねえ?それ以外には、ちょっと考えにくい...。
 
ねっ? そういうわけで、あの時突然、姿勢から食べ物に私の興味がグルンッとシフトしてしまったんですよ。
 
私がニューヨークにあるNatural Gourmet Instituteのフードセラピーコースを終了したのが2006年の初めだったと思います。Natural Gourmet Instituteの創始者であり、食に心身の病の発端があるとして、「Food and Healing」を著され、そのムーヴメントの先頭に立たれた、今は亡きアンマリー・コルビン先生にご指導いただきました。あの頃、先生はすでに、とっても極端なベジタリアン的考え方から、動物性食品を食べることが人間の健康にとっても大切であるという考え方に移行され、はっきりしっかりご自分の間違えを正そうというアクションを起こしていらっしゃいました。(続く)
(アンマリー・コルビン先生と私)

 

(この投稿トップの写真は、ナチュラル・グルメ・インスティテュートのフード・セラピー2の卒業式から/Natural Gourmet Institute_Food Therapy 2_Graduation)