医療ビジネスに殺されるな(14)

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〈Q&A〉足の裏がデコボコで、ふくらはぎがパンパンに(1)

 Q 私の悩みは現在、足の裏にデコボコを感じ、ときに足の指が少し痛むことです。ふくらはぎがパンパンにむくんでいて、気分がすぐれません。私はどんな病気なのでしょうか? アドバイスをお願いします。

 A 病気の根本原因は心の底に焦げ付いた、感情のしこりです

足(Feet)は、ご自分と母なる地球に対する姿勢を表します。また脚(Legs)は足を含めて、人生という道を前進するための大切な機能です。あなたはなぜか、ご自分も母なる地球の存在も、純粋に受け入れることができない、つまり心の底から愛することができずにいるのです。そして、ご自分の真我を十分に開くことができていないために、人生の途中で立ち往生しているという事です。

しかしながら、こうして勇気をもってご質問くださったということは、ご自身の愛のために立ち上がられたということですよね。本当はご自分をとても愛してらっしゃるのだと思います。でも、足と脚が一緒になってうるさく文句を言うまで、あなたの中で愛よりも不安が勝ってしまっていたということなのでしょう。もし私の回答があなたの不安解決、そして真の愛の追究にお役に立てれば幸いです。

最終的に、全ての生きとし生けるものが生命をかけて学ぶべきは、ご自分を無条件に愛することです。皆さん良くご存じのように、この「無条件の愛」を学ぶというのは、なかなか厄介です。ぼた餅のように空から落ちてくると良いのですが、そういうことは待てど暮らせど起こりません。なぜなら、愛は育むべきものだからです。誰かに与えてもらうようなものではないのです。このへんを勘違いしている方が、世の中にはたくさんいらっしゃいますが、それは悲劇です。その勘違いにしがみついて決して長くはない人生を、心底から楽しめずに死に至ってしまうのはもったいないお話だと思います。

ここでよく理解していただきたいのは、愛というのはダイヤモンドか何かのように、あるいは何でもいうことを聞いてくれる王子さまのように、手に入れる物ではないという事です。これについては私はブログにも書いていますが、愛は自分の心の中に育むものです。言ってみれば「〇〇〇(あなたの名前を入れる)=愛」になるのが人生という道のゴールだと思います。成長して大人の心を持つこと、あるいは心を開くことという言い方もできるでしょう。

あなたの病気は「ダメだ病」です

「三つ子の魂百まで」と言いますが、あなたを不安にしてしまう幼少の頃の思い出が未消化のまま、心の奥に残っているのではないでしょうか? あえてこの病気に名前を付けるなら「ダメだ病」です。アレもダメ、これもダメ、あなたも私もダメ、ダメダメダメ。異なる意見を持った人も、賛成してくれない人も、ご自分が欲しい物をくれない人は全員ダメなんです。また、このダメだ病を長く患いますと、一転して「私はOK、あなたはダメだ病」へと進行してしまいます。この時点で、ご自分のことより他人のことが気になるようになります。そうすると、おせっかいばかりするようになっていきます。その結果、ますますご自分の人間としての質の向上がおろそかになってしまうのです。そして最終的には、痛みや不快感と言う形で「それでは、ダメですよ」とお知らせが来るのです。なぜそんなことが分かるのかって? 母なる地球を受け入れず、つまりグラウンディングせず、不必要に力を入れて一人で頑張って生きていらっしゃる。それが、あなたの脚と足の健康状態に表現されているのです。私たちの姿勢には、意識下、無意識下にしまわれている思想の全てが表現されています。体はうそをつけません。自分や他人を欺くこともないのです。皆さんの体の姿勢(グラウンディングの仕方)に、心の姿勢が表れているのです。

そして面白いことに、「〇〇〇=愛」に近づけば近づくほど、体と心が開き、重力との友好関係が築かれ、楽に立って歩いて生きることができるようになるのです。そうなればもちろん、不治の病だって治る可能性が出てくるのです。

生活習慣病という点から見るなら

ふくらはぎは、第2の心臓と呼ばれ、私たちの健康に重要な役割を果たしています。また、足の裏もこのふくらはぎの機能に直接的に関連した大切な機能を持っています。ふくらはぎと足の裏は両方の機能を合わせて、下半身に下りてくる血、汁、気を心臓へ送り返すポンプの役割を果たしています。そして人間の生活においては、特に立つこと、歩くことで、このポンプ機能が、適切にスイッチオンされるような仕組みが、自然な身体機能として組み込まれています。

足の裏がデコボコを感じる理由は、ふくらはぎがパンパンにむくんでいるからです。この二つの状態からみて、体中にかなりの体毒がたまっているものと思われます。分かりやすく言うなら、肝臓と腎臓は体毒を浄化する洗濯機のようなものだと思えばよいでしょう。洗濯機からあふれ出る汚れ物で下半身がむくんでいるわけです。肝臓と腎臓は、かなり疲弊していると思われます。また、足のどの指が痛むのかによりますが、他の内臓にもその影響が出ているということです。つまり五臓六腑間の気の巡りが悪いということです。

生活習慣病における原因は、主に三つ考えられます。食事、体の姿勢と、心の姿勢です。まずお食事ですが、甘い物がお好きなのではないでしょうか? 外食が多いといったことも考えられます。自炊をされている場合は、加工食品や極度に精製された食品を多く召し上がっているのではないでしょうか? また、医薬品や質の悪いサプリメントの服用なども原因として考えられます。例え医薬品であっても体毒の浄化機能が衰えている状態で、人間にとって不自然な物質(毒)を摂取すれば、それが停滞して体の機能に悪影響を及ぼすのは当然です。

その次に体の姿勢です。姿勢良く立ち、そして歩くことができれば、足の裏のポンプが適切に機能して下半身に下りてきた体毒を心臓に送り返して浄化してくれます。でも、肝臓や腎臓が疲弊している人の姿勢では、まず真直ぐに立つことができませんので、自然と歩く姿勢も悪くなってしまうのです。この方あなたの場合は、ふくらはぎと足の裏の健康状態が悪いということですので、長期間の後ろ重心でいたためにアキレス腱が硬化して、足の裏の靭帯(じんたい)が炎症を起こしているのではないかと思います。体毒がたまった状態では損傷した体組織は再生しにくいので、このまま放っておくと症状が慢性化するだけでなく、進んでしまうと思います。

心の姿勢は、この回答の初めにお話しした通り、ご自分と母なる地球を信頼することを学ばなければなりません。まず、ご自分の人間性を高め、神羅万象とのつながりを追求し、人間としての価値を磨き、それを社会のために有効利用しなければなりません。それにはどうしたら良いのか、何から始めれば良いのかにつきましての答えは、全てご本人の中にすでに存在します。でも、ほこりの中に埋もれていますので、ディープクレンジングをして、それを掘り起こすことから始めなければならないでしょうね。