第十七回目「質の悪いサプリメントで、病気になる」

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第十七回目「質の悪いサプリメントで、病気になる」

www.nyseikatsu.com/api/597/pdf/page08.pdf

私が所属する国際GAPS機構プラクティショナー協会のフォーラムで、会長のナターシャ・キャンベル・マクブライド博士はこう語りました。

「ある患者のグループが、xxというサプリメントについて質問してきました。ある自閉症会議でこの製造元は腸内細菌を完全に修復できると断固とした態度で発表したのです。その当時、私はこのサプリメントのことを知りませんでしたが、今なら経験を経て、お答えすることができます。答えはネガティブです。この製品は甲状腺ホルモンにダメージを与え、粘液水腫を起こします。」

そして最後に「サプリメントの使用には細心の注意を払う必要があることを、この経験が再び提示しています。全ての製造会社が自分の会社の製品について『素晴らしい効能があり非常に安全だ』との主張をします。しかし結局、本当に安全なのは、自然な食べ物だけなのです」と、プラクティショナーに警告しました。

また、酵素の研究で著名なハワード・F・ルーミス博士は自著『酵素 Enzymes – The Key to Health』の中で、「食物中のビタミンやミネラルは、新鮮な食べ物の中にしか見つからない。しかし、人工的に作ることができるのも事実だ。皆さんは、薬局や自然食料品店などで買えるビタミンやミネラルが加工された木屑や石油からできていることをご存知だろうか?」と書いています。また、人参の中のβカロチンを例に挙げて「βカロチンががんを予防すると言われているが、多くの実験ではがんを引き起こすことが証明されている。どうしてこのようなことが起こるのかというと、食物中の栄養素としてのβカロチンと薬剤としてのβカロチンでは、その結果が大きく違うということなのである」とも。

私の仕事仲間で、やはりGAPSプラクティショナーのベッキー・プロトナーナチュロパシー博士は、「あなたのサプリメントの中に砂が!?もしかすると、自分の健康に害を与えるためにお金を払っているのかも」とのタイトルの記事を書き、市販されている多くのサプリメントが営利目的のみであり、それが故にどれだけ悪質であるかを訴えています。