ミスをするのが恐い

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「ミスをするのが恐い」という話が、昨日ある方との会話の中に出てきました。

確かに私にもミスをするのが恐かった時が、つい最近までありました。でもねえ、気がついたんですよ。ミスが恐いという意識が無意識にでもあると、前に進めないんですよ。それってとっても人生の損なんです。

しかも実はミスというのは最大の学びの場。自分が人間として成長するためのテストのような物です。ミスをしても、直ぐに立ち直れる心身の柔軟性を持ち合わせているかどうかが問題です。また、その立ち上がり方が大切でしょう。

またミスが恐いと未来も恐いです。どんなに約束をしようと準備をしようと、未来は予想し切れないから未来なんです。つまり、何が起こるか解らない。

そして準備をし過ぎると、予想通りに事が運ばなかった場合、今度は準備されたプロトコールに雁字搦めになって柔軟に対応できない、あるいは対応が遅れている間にミスがミスを呼んで、結果的に最悪の事態に陥ったりするわけです。

約2年弱前に大手日系自動車メーカーが、この手の体質にはまりすぎてとっても大きなダメージを受けたのは記憶に新しいでしょう? ああ、今回の東電の原発事故も同様ですね。

(余計な事ですが、今野党に回ってしまった自民党はこの東電の一連のミスと原発問題の処理能力の悪さを使って民主党を与党の座から、引きずり降ろそうとしていますが、これって変じゃあないですか?東電の無責任を見てみぬ振りして、原発の建設やその後の安全チェックに何年もOKを出してきたのは、元々自民党でしょ?東電と自民党は、癒着していないんですか?野党に回った途端に、自分の事は棚に上げるこの自民党体質?私は政治に関してはとっても無知ですが、この辺に関しては疑問を持ってます。あっ、言っておきますけど、自民党のした事全部が悪いって言ってませんよ。)

別のブログにMSGについて詳しく書きますが、MSGの世界最大カンパニーは日本の誇る「味の素」社でした。将来的に、MSGが子供の発達障害、発育障害に一役買っている事が、もっと知られるようになったらどうするんでしょう?

見て身ぬ振りという事がありますが、どうしてこんな事が出来るんでしょう?心が苦しくないですか?

「ミスが恐い話」から、「見てみぬ振り」の話にズレてしまいそうでした。失礼。

でも、ちょっとしたミスを指摘できずに見てみぬ振りをしているうちに、言い出せないくらい大きくなったりするでしょ?だからね、この二つは、直接的関係があるんですねえ。

軌道修正します。

日本ではね、学校でも誰かが間違えたり、皆がしない変わった事をするとクラス全員で笑ったりしますよねえ。笑われた本人は、恥ずかしさで真っ赤になって俯く、あの現象です。日本の歴史の中で、いつ頃からこういう心にゆとりのない、思いやりのない体質になってしまったんですかねえ?やっぱり、第二次世界大戦以降でしょうか? それとも「ラストサムライ」に出てくる、あのくらいの時代からですかねえ?あの映画の中で、新しい時代のポリスが若い侍に向かって、「いつまでもそんな格好をしているから、西洋から笑われる・・・・云々。」みたいな事を言いながら、髷を切れと迫るところがあるんです。何で、誰かに笑われるという理由で、自分である事を辞めなければならないんですか? 誰かが笑うから、それは間違った事なんですか?とても理不尽です。こういう体質が、「ミスをするのが恐い」人を沢山作ってしまうのではないでしょうか?

「ミスをするのが恐い」という中には、「人と違う事をして笑われたくない」といった要素も含まれていたりしますね。

そういえば日本の「いじめ体質」ですが、こういう所から端を発しているんですねえ。私も随分長い間いじめられっ子でしたので、今その頃を振り返ると人間の弱さが良く見えてきます。あれは、私にとってとても良い勉強でした。いじめは、いじめる側のインセキュリティ=エゴ=人生に対する恐れです。いじめている子より、何かが劣っているとどこかで思っているんでですね。つまりねたみの気持ちから、いじめに走るわけです。でもね、いじめられる側にもいじめられる理由が潜在的にあるんですよ。「自分は、あんた達とは違う」または、「自分は、皆より劣る」みたいな思考が自分のどこかにあって、それがどうわけか言わなくても、あっちこっち態度に出ているんですね。そして、さっきのいじめる側のエゴのエネルギーと、引き合ってしまうんです。いじめる子に便乗して無責任に、いじめる子たちは最低ですけどね。こういう周りの野次馬たちは、自分の責任において自己主張をする事の出来ない、卑怯者たちです。ああ、思い出してきちゃった自分がいじめられっ子だった時を。ああっ駄目だ。段々脱線していっちゃう!このいじめについては、別に書きます。「いじめられっ子、世にはばかる」というタイトルで、ブログに書いていますので、良かったらご覧ください。)

勿論ミスをしたら、御迷惑をおかけした皆さんにきっちり謝って責任を取る事が大切だと思うんです。(でも、日本の政治家みたいに責任をとって辞めてしまったら何もなりません。国民の税金を使って大きなミスを犯してしまった政治家は、責任をとってミスを修正するまでお給料を貰わずに働くとか、責任の取り方ってもっとクリエイティブで良いと思うんですけど。責任とって辞めてしまっては、責任とってないですよ。)

「ミスをするのが恐い」体質を変えて未来を楽しむためには、はっきり言ってちょっとした努力と勇気が必要です。また、サポートしてくれるパートナーがいると良いですねえ。

 

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。