幸せの素は、腸内にあった 1.

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以前ご紹介したマイケル・ガーション医学博士の「セカンド・ブレイン - 腸にも脳がある!」以来、脳と腸、つまり腸と心の関係についての科学的研究が進んでいます。 私がその食事療法のプラクティショナーをつとめるGAPSもその一つです。

最近読んだ、WellBeingJournalの記事「Digestive Intelligence:Microflora, Gut Health, and Your second Brain」の中で、著者のIrina Matoveikova, M.D.も、

「ガーション博士は、90%のセロトニン(有名な「幸福感」または「満足感」ホルモン)が、蠕動と感覚送信を統制する腸壁で作られ、貯蔵される事を明らかにした。Gershon revealed that 90 percent of serotonin  (the famous ” happiness” or ” feel good” hormon) is produced and stored in the intestinal wall, where it regulates peristaltic movements and sensory transmission.」と言っています。

また、NY Times 6月23日号に「「貴方の腸に住むバクテリアたちは、貴方の気分を左右できるか?Can the Bacteria in Your Gut Explain Your Mood? by Peter Andrey Smith」という記事が掲載されました。

その中から、抜粋してみます。

(猿の行動と糞便中の細菌たちとの関係を研究中のライト博士が記者のピーターに答えて、)「我々は、腸の中に住むやつらが、神経化学物質を作り出す事を発見したんだよ。それは、今まで知られていなかったんだ。………….多分、やつらが作り出す神経化学物質によるコミュニケーションの全てが、われわれ人間の行動に影響を与えているんだ。We found that the guys here in the gut make neurochemicals. We did not know that. ……….Maybe all this communication has an influence on our behavior.

「我々の腸内に住む微生物たちが膨大な量の化学物質を分泌していて、それらの化学物質の中に、ドーパミン、セロトニンとギャバのような、私たちのニューロンのコミュニケーションに利用され、ムードを安定させる物質と同じ物を、ライト博士のような研究者たちが発見したのだ。それに一致して、深刻なうつ病や不安障害と併発する腸の機能不全に、それらが一役買っているらしい。Micro-organisms in our gut secrete a profound number of chemicals, and researchers like Lyte have found that among those chemicals are the same substances used by our neurons to communicate and regulate mood, like dopamine, serotonin and gamma-aminobutiric acid (GABA). These, in turn, appear to play a function in intestinal disorders, which coincide with high levels of major depression and anxiety.

こういった、幸せホルモンと腸内細菌との関係を科学的にサポートする記事が、次から次へと発表されています。

(続く)

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。