良い人になりたかったら、先ず体力を整えなさい!

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ここで言う体力とは、持久力ではなく、私達の健康を守る身体機能力をさします。この身体機能力が機能していなければ、持久力もつきません。

イライラしない人間になりたい、怒らない人間になりたい、自分の存在を高めたい、自分の能力を生かせるようになりたい、もっと良い人になりたい・・・と悩み一生懸命自己啓発セミナーやスピリチュアリティについて学ぶクラスを取ったりしても、なかなか理想的な自分のゴールに近づけない人々の大きな間違いは、身体のあり方を学ばない事です。

こういった人達が陥る典型的な傾向は、頭の中でグルグル「ああでもない・・・、こうでもない・・・。」と考えすぎて焦げ付いてしまうパターンです。何故こうなってしまうのかというと、皆さんの理想を現実にしてくれる媒体が、身体である事に目を向けていないからです。

皆さんが、どんなに良さそうな事を、頭の中で考えていても言動が伴わなければ、それは現実として実っていない事になります。その実りをつけるのは、皆さんの脳みそではなく、身体表現なのです。 何といっても、皆さんの素晴らしいアイディアを自分以外の誰かと共有するには、目に見えるあるいは身体感覚で捕らえる事が出来る形で表現しなければなりません。

また、なにか哲学的、道徳的な事を、言葉で説明する場合でも、それを話す本人が体験していなければ、発する言葉に重みがなく相手に伝わりません。何故なら、声帯を通して表現される経験が、その本人の体験を通していない限り、話し手の身体のバイブレーションが五臓六腑の深い所から起こらず、相手を納得させる十分な深みが出ないのです。

「納得」とはどういう事かについては、別のブログで説明しますね。 これ、ちょっと複雑なので。

それから、ここでいう身体表現とは、ロボットのように体の動かし方をギクシャクと形づけたり、筋肉の何処かを緊張させて自分ではない自分を演じたりするという事ではありません。身体の奥深く、五臓六腑から滲み出る皆さんの雰囲気(エネルギー)や動きの柔軟さ、洗練された無駄のない動き、などを言います。

頭から爪先まで、一貫した筋肉の調子とバランス、ゴムのような柔軟性と弾力性(復元性)、清水のようにスムーズに流れる血、汁、気などといった条件がそろう事が必要です。こういった身体機能力=体力なしに、精神力は存在しません。

例えば、体毒のたまった現代人の泣き所である肝臓と腎臓の機能が機能していなければ、益々体中に毒が溜まっていき、やがて不治の病になります。不治の病とは、完治できないとされ、なったら最後、死ぬまで薬でその症状や不快感を止めていなければならないと思われている状態の事です。(そう思われているだけで、実際は本人に治す気さえあれば、大抵は治ります。)

若いうちは、身体的に見える所に症状が現われたり、それらの症状によって不便を強いられる事が少ないので、この身体機能の不機能の始まりに気づかない事が間々あります。また、人生に詰りに詰って、どうにもならなくなるまで、この自分の体内で起きている機能異常に気がつかない、あるいは抑制できてしまう自分に鈍感な人達 (=自分を愛せない人達)も、今の世の中には沢山存在するのです。

先ず、この自分のネイチャーに鈍感である事が、”イライラしない人間になりたい、怒らない人間になりたい、自分の存在を高めたい、自分の能力を生かせるようになりたい、もっと良い人になりたい・・・”などの悩みを抱えた人々の出発点である事を、しっかり覚えておいてください。

自分の心身に起こる痛みという危険信号が感じられない、あるいは疎ましく思う時点で、良い人間失格です。せっかく皆さんの体が人生の間違いを教えてくれているのに、わずらわしそうに薬でその痛みを止めてしまうなどはもっての!、

そういう人は、人間である自分という大自然を台無しにしているようなものです。

大体自分に鈍感な人は、自分以外の人の事ばかりが気になって、余計なお世話ばかりして、自分以外の人達(子供を初めとする家族や、友人、同僚、など)の人生を学ぶ邪魔をしていませんか? 自分以外の人の事ばかりに目がいっていて、自分の人生を無駄にしている人が多いですね。だから、一生懸命何かをしているのだけれど、満足できない、幸せを感じられない。それでいて、精神論や自己啓発的な教えが大好きだったりするのです。

貴方が本当に自分を変えたい、幸せな人生を送りたい、自分の能力を生かしたい、人のためになるような事をしたいと願うなら、先ず初めにする事は、身体機能をフル回転できるように機能させる事です。 そのためには、自分を心底見つめないとできません。自分以外の人の事など、気にしている暇がなくなります。

この世は、重力の働くマテリアルな地球上なのです。貴方がどんなに良さそうな事を頭で考え、素敵な夢を持とうとも、それを現実に出来なければ、貴方以外の人達とそれを共有する事は出来ません。どんなに良い考えを持った人間であっても、体なしにそれを表現し、貴方以外の人に理解してもらえる事はないのです。 貴方が目指す素敵な人生、素敵な人間を現実化するには、そういう事が出来る能力を持った体が必要なのです。何故なら、この世の幸せは、自分と言う存在を、そしてその存在に与えられた能力を、自分以外の人達と共有する事にあるからです。

はい、この「共有」という言葉の意味についても、別のブログで説明しますね。ただ、ここでは、共有は、押し付けではないという事だけ触れておきましょう。

頭の中だけで、グルグル深刻に考えていても前には進めません。 それを受容れる事が出来る器、つまり身体がなければ、理想を現実にする事は出来ないのです。ああ、「人間の器」が小さいとか大きいといった表現はこの辺からきているのでしょうかねえ?

お菓子やコンビニ弁当、便利な物ばかり食べていたら、貴方の体内には汚れが溜り、それによって老化、あるいは硬化した細胞が、体を強張らせ、自分の外側で起こる全ての事柄に怯えていなければならなくなります。何かあっても逃げる事も、戦う事も出来ない体では、勿論新しい事に挑戦なんて出来やしない。そうしていくうちに自分の住む世界がドンドン狭く息苦しくなっていきます。そして貴方の心は不自由になり、魂が干からびて行くのです。

本当に、それで良いのですか?

 

 

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。