離乳食

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一昨日うちの旦那とあるカフェでコーヒーを飲みながらおしゃべりをしていたんですが、隣のテーブルで若いお母さんが赤ちゃんにご飯を食べさせていたんですねえ。

なんとそのご飯は、チョコレートプリン。赤ちゃんは10ヶ月半だそうですが、あのチョコレートプリンは、普通の大人ようのデザート分くらい量がありました。

赤ちゃんは、すでに瞼が腫れぼったく、顔全体が浮腫んでいます。肩で息をしていて、かなりお疲れでした。

ここまで読み進んで、皆さんはこのチョコレートプリンと赤ちゃんの状態がどう関係しているか解りましたか? 私のブログを良く読んでいる方は、想像がついたでしょ。

いいですか?赤ちゃんは10ヶ月半です。離乳食を始めるにはちょっと早いです。あのお母さんのやり方と、赤ちゃんの症状から想像するに、多分6ヶ月目くらいから、離乳食を始めていますね。6ヶ月目くらいからの離乳食が、もっとも一般的なアイディアになっていますからね。

私は最低1年は、完全母乳で育てるのが良いと思っています。また、もし自然分娩でなかったり、出産時に沢山の医薬品を使っていたり、なにか特別な健康異常がある場合は、最低2年完全母乳をお勧めいたします。

あの赤ちゃんの状態では、もしかしたら完全母乳で、育っていないかもしれません。

チョコレート・プリン?かなりの砂糖が入っています。そしてお母さんの手作りプリンならまだしも、市販のチョコレートプリンだったら、砂糖以上にかなりの毒が入っているはずです。そしてもしお母さんの手作りだったとしても、凝固した卵と牛乳の蛋白質を、健全な赤ちゃんだったとしても、1歳にも満たない赤ちゃんの腸内細菌で分解・消化できるかどうか、かなり疑問です。

もしこのお母さんが、こういった本物ではない離乳食を続けたなら、この赤ちゃんの未来は、かなり心配です。 あの顔の腫れ方からして、腸内細菌のバランスはかなり崩れています。脳の発達も、ままならないでしょう。

先ず、赤ちゃんに一番良い食事は、母乳ですね。それは皆さんが御存知のはず。

まだ本人の免疫力が確立されていない赤ちゃんにとって、お母さんの母乳は赤ちゃんの健康を守る唯一の手段。母乳が何で出来ているか、知っていますか? お母さんの血です。お母さんが食べた物が血になり、母乳になります。

離乳食は1歳くらいから初め、最低2歳くらいまで母乳と両方バランス良く与えると良いです。時には4歳くらいまで、母乳をデザートなどとして与えても良いでしょう。

離乳食ですが、赤ちゃんに一番安全な食べ物は、チキンや牛、魚などの骨を煮出したブロスです。作り方は、今年5月9日掲載のホームメイド・チキン・ブロス http://www.makiko-nyc.com/hello/?p=3077 をご覧ください。

日本では、昔お味噌汁を作るのに鰹節を出汁に使っていました。使う分だけ、削るあれです。もう削ってあるやつではなくて。あるいは「出しの素(MSG)」ではなくて。あの鰹節でつくったスープは、日本人の赤ちゃんにはとても良い離乳食になります。

腸内細菌のバランスがしっかりしていない赤ちゃんは、野菜の繊維を消化出来ません。ですから、繊維質の強い野菜(穀類、芋類、豆類)は、離乳食には不適当です。

それから母乳以外のミルク蛋白質も分解しにくいので、牛乳を与えてはいけません。24時間以上、発酵させたホームメイドヨーグルトは、大丈夫です。作り方は、今年1月17日掲載のNatural Healing Kitchen–Home Made Yogurt (安全な、ホームメイド・ヨーグルト)        http://www.makiko-nyc.com/hello/?p=2623 をご覧ください。

最近の赤ちゃんは、お母さんの母乳に入っているミルク蛋白すら消化出来ない赤ちゃんがいます。それについては、御相談ください。

(続く)

 

 

 

 

 

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。