防止策に引き続き、家庭で始められる改善法を、ご紹介致します。「自閉症２５％増加」のブログでご紹介しました「Gut and Psychology Syndrome」は、イギリスの食事習慣がベースになっています。この中に紹介されている方法が日本人のお子さんに、ピッタリあてはまるかというとそうでもありません。それは、本人とご両親の生活の仕方によって、100％この本の通りでない場合も多々あります。
特に、この本が進めるチーズは、大抵の日本人には合いません。細かく言えば、ケースバイケースですが、特に一般のスーパーマーケットに、売っているコマーシャライズドされたチーズは、健康なアメリカ人でも炎症を起こします。ですから、チーズの品質にもよるし、本人の体質にもよるという事を、知っておいて下さい。
基本的に、自分で始められるこういったお子さん達の改善方は、
- マクロビの基本でもある、三白追放。三白とは、白いお米、小麦粉、砂糖です。しかしながら、Leaky Gut Syndromeになってしまったら、全ての穀類（お米も含まれる）、芋類、豆類を、先ず止める事です。つまりグルテン・フリーにするわけです。お菓子類、パスタ、パン（特に日本的な菓子パン）などは、当然、全て止める事になります。
- 市販の乳製品を全て止める。（チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなど）
- Leaky Gut Syndromeに有効な乳製品は、24時間以上発酵させた、ホームメイド・ヨーグルトのみです。作り方は、私どもNatural Healing Artists (English) のウェブサイトにあるHealing tips のSafe Dairy: http://www.natural-healing-artists.com/eng/2012/01/safe-dairy-%E2%80%93-home-made-yoghurt-and-creme-fraiche/をご覧になるか、このブログにある安全なホームメイド・ヨーグルトの記事をお読みください。とっても簡単です。 このホームメイド・ヨーグルトでさえ危険な場合があります。それはお子さんが乳製品にアレルギー反応を起こす場合です。疑わしい場合は、食べさせる前にパッチテストをしてください。作ったヨーグルトを、手首の柔らかい皮膚に、寝る直前に少量塗ります。次朝、赤くなっていれば、それはアレルギーである可能性が高い事になります。このパッチテストは、いろいろな物に使えますので、覚えて置くと便利です。
- ソイヨーグルト、卵の白身だけ、スキム・ミルク、ローファット食品など、不自然、不完全な食品は摂取しない。
- 家で誰かが料理をする事。 一から、ご家庭で調理した物だけを、お子さんに与えてください。
- 出来合いのお惣菜、・・・・の素、・・・・のタレ、ソース、シチューやカレーのルーなど、全て使用を中止する。
- 瓶詰。缶詰、冷凍食品の使用を中止する。
- 味の素（ＭＳＧ）、ハイミーなどの人工化学的な調味料を絶対に使用しない。
- お味噌は、生味噌を使用する。出し入り味噌は、もっての他！（家の母も、使っていましたが、止めさせました。）
- 買っちゃったから、勿体ないから、使ってしまわない。つまり、時間とお金と労力にケチをしない。被害を被るのは、家族の中の弱者＝大抵、小さいお子さんです。
- 良く、日光浴をさせる。
- 運動や入浴で、体に溜まった毒素を汗として流させる。
- 風邪や、インフルエンザのような症状が出たら、それは自然のディトクスが起こっている証拠なので、薬などで症状を抑えたりしない。沢山布団をかけて、汗をダクダクかかせて、充分に睡眠をとらせる。
- ディハイドレイトしないように、水分を充分に補給する
- 抗生物質やワクチンは、なるべく避ける。
症状が進んでしまっている場合は、発育に必要な情報の処理が来ていないという事です。ソノ場合、このワクチンや悪い食べ物によって発達の邪魔をしていた期間に、脳に伝わっていない、あるいは脳で処理されていない生きるために必要な情報をインプットしなおさなければなりません。大きくなってしまうと、その失われた情報の量が膨大な量になってしまうのと、機能的に発達していない状態の脳の処理能力とで、健康なお子さんに追いつくのが大変になってしまうのです。
そういった場合は、御相談ください。御相談お申し込みの方法は、このブログの御相談受付か、www.natural-healing-artists.comをご覧ください。
