悩まないと、人生は思うように行かない その1

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最近のセッションから、ちょっと気になった事があります。

多くの人が、「悩む事=いけない事=悪」 という思い込みに邪魔されて悩む事が出来ないでいる事です。

悩まない人生なんて、在りえないでしょう。悩んでいる自分を無視したり、押さえつけたりしてしまったのでは、人生を良くするなんて出来ない話です。

いろいろな悩み、つまり人生の課題を乗り越えて解消して成長していくんです。悩みが、いけないわけないでしょう?

悩みは、人生に必要不可欠です!

悩むのがいけないと思って、自分の思いを押さえつけているからイライラして他人や家族に八つ当たりしたりするんです。あるいは八つ当たりも出来ずに、つまり発散出来ずに病気になったりするんです。

人生に成功している人達を見たら解ります。彼らが、初めから成功していたわけではありません。悩みながら、大きくなっていている。

ああ、もし貴方がお金の事だけを見て、成功しているかどうかを決めるようであれば、お金持ちの家に生まれた人は、最初から成功しているように見えるかもしれませんね。

もし、そういう人達が羨ましいならば、貴方の悩みはお金と関係があるという事ですね。

悩みと言うのは、感情を生みます。その感情を外に出さないように生きていると、体はどうなりますか? 中心が、硬く萎縮しています。ですから歳を取る毎に表面の皮膚が垂れ下がってしまいます。垂れ下がって新陳代謝の悪いお肉には、脂肪と体毒がたまります。セルライトは、その最たる物。萎縮していたら、血やホルモンなど再生に必要な物は循環しませんから、当然ですね。

悩みを避ける事は、美容と健康と若返り、全てに良くないわけです。

悩むという事は、一種の人生を進むための「How to」、つまりスキルなんですよ。練習しないと上達しない。しかも、超基本的なスキルなので、ここできちんと習得しないと先に行かれないようになっている。つまり、人生が思うように行かないという事になります。

学校に行っていた子供の頃、出来ない教科があると後回しにしたり、適当にやって真剣に取り組まなかった事があるでしょう。それと全く同じなんですねえ。

で、悩むと言うのは人生における一つの教科のような物なので、ずうっと後回しにしていると、今の人生から卒業出来ないという事になるんですねえ。まあ、学校と同じで、ある時間までに卒業しないと卒業証書が貰えず、もう一度その人生をやり直す事にもなりかねない。ああ、来世なんですねえ。あるいは、自分の避けて通ってきた悩みを自分の次世代に、残してしまうんですねえ。それが一種のカルマです。

人生のなるべく早いうちから悩みをいかに解消するか学んで置けば、歳を取る毎に悩む時間が減ってきます。また、悩みの重さが軽くなっていきます。勿論、その時のプロジェクトにもよります。でも、それまでに自分の悩みときちんと向き合ってきていたならば、どんな大プロジェクトであっても、それを解消する能力を貴方はすでに与えられてきているという事なのです。

ご自分の人生の大プロジェクトを成し遂げれば、勿論その功績は御自分を幸せに導いてくれるわけです。つまりどのくらいの悩みに耐えられるか、悩みの大きさですね。それからどんな難しい悩みを解消できるか、悩みのレベルですね。この両方のスキルがバランス良く貴方に備わった時、貴方はやっと自分の生まれ持った能力を思う存分発揮し、超満足出来るわけです。

悩みは、人生を進むためのスキル。ですから練習あるのみ。避けていたのでは、先には進めません。